こんにちは。
助産師のきーまです。
妊娠してお腹が大きくなって来ると
気になるのが、妊娠線ですよね・・・
出来るだけ妊娠線はできてほしくない・・・
色々な商品が売ってあるけれど、
結局何がいいんだろう?
2回妊娠を経験したママとして、
また、現役助産師としての知識をフルに使ってお答えします!
○予防の最大のポイントは保湿です!(商品紹介!)
○自分が習慣として続けられる商品を選ぶ
○お腹だけ気にしていると、太ももやお尻にできます
○産後、薄くはなるけれど、完全に消すことは難しい
○正中線とは別物です
それでは、1つずつ解説していきます。
気になるところだけ目次から飛んでみて行ってくださいね⭐︎
妊娠線って何なの?みんなにできる物なの?
妊娠線とはなんぞや、と初めて妊娠された方は思うかもしれません。
赤ちゃんが大きくなっていくにつれて、当然ながら
お腹も大きくなっていきます。
(↑第二子出産直前のお腹です)
皮膚がどんどん伸びていくのですが、
皮膚が伸びたところにひび割れが生じたものが妊娠線です。
妊娠中の方でなくても、急激に体重が増えた方にも
できることがあります。(その場合は妊娠線とは呼びませんが)
妊婦さん全員に出来るものかというとそうではなく、
体重増加のスピードや、
そのかたの体質によって出来る方と出来ない方がいます。
何もケアをしなくてもほとんど妊娠線ができない方もいますが、
ケアをすることで予防することが出来るもの、とも言われています。
多くの妊婦さんが
「妊娠線予防のケア」を行なっていますよね。
さてさて、本題ですが・・・
妊娠線を予防するには、どうしたらいいの??
予防のポイントを1つずつ解説していきます。
○予防の最大のポイントは保湿です!(商品紹介!)
基本的には、妊娠線予防は
保湿が重要です。
何をおいても保湿!
そのため、「妊娠線予防クリーム」という専用の商品が
多くあります。
妊婦さんのためを思って作られたクリームなので、
とても良い成分がたくさん入っているのだと思います。
最近よく見かける商品は・・・
という感じのようです。
クリームとオイルがある・・・
どっちがいいの???
クリームとオイル、どちらも保湿はしっかりとしてくれますが、
オイルの方が油分が高いため保湿力は期待できるかもしれません。
クリームは扱いやすく、すぐにサラサラになるのでいいですよね⭐︎
朝はさらっとクリーム、夜眠る前にオイルでしっかり保湿する、
と2つ使いもおすすめです。
ご自分に合った商品と出会えるとケアも楽しくなります!
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○自分が習慣として続けられる商品を選ぶ
実は、私は専用の
「妊娠線予防クリーム」を
ほとんど使ったことがありません。
娘を妊娠した時に1回だけ購入した
記憶があるのですが、
どの商品だったかは忘れてしまいました・・・。
そしてその1本だけで、追加で購入はしませんでした。
いる方の声
え、じゃあ
どうしていたの?放置???
専用のクリームは値段がお高めで、
使うのに躊躇してしまって
少しずつしか塗れませんでした。
しっかり保湿しなきゃなのに、
ケチって少しずつしか塗れない
のはなんだかなぁ・・・と思い、
普通に売ってある保湿のクリームを
大量に塗る、という予防方法に
シフトしていきました!
初めての妊娠で、出産に向けて色々なものを買い揃えなくては
いけなかったので、
自分のケア用品に3000円とか使うことになんだか
ギョッとしてしまって・・・
専用の妊娠線予防クリームは1回しか購入しませんでした(泣)。
そして私は、
質も大事だけど、がっつり塗って
毎日続けられる方がいいじゃん!!と考えを変えました。
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私が使っていたのは、ニベアの青缶です。
ニベアはやっぱり使い勝手がいいです。
ドラックストアで簡単に手に入り、保湿力も高く、
なんと言ってもたくさん使っても罪悪感がありません。
(私の中ではとても重要なポイント)
妊娠中期になりお腹がぐんぐんと大きくなるように
なってからは、ニベアを惜しみなく
塗りたくっていました。
ピジョンのベビーミルクローション。
産まれてすぐから赤ちゃんに使えるクリームを
探していて、見つけた商品です。
妊娠後期に購入して、自分の妊娠線予防としても
使っていました!
ニベアよりもさらっとしていて塗りやすい。
白色のものよりも、黄色の方が
保湿力が高いので(シアバター配合)
乾燥肌の方や冬は黄色がおすすめです。
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専用の予防クリームを使うときも、
少量しか使わないと効果が薄れる場合があるかもしれません。
出来れば塗る量はたっぷりと、ケチらず使うことをお勧めします。
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ちなみに、妊娠後期はオイルも使っていました。
元々会陰マッサージと乳房ケア用に
買っていたカレンデュラオイルを、
お腹のケアにも使っていました。
これもそれなりのお値段したのでがっつり使用する、と
いうよりはスペシャルケアとして
ニベアが肌に浸透した後に蓋をする感覚で
薄く塗っていました。
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朝はササっとピジョンのベビーローションを塗る
↓
夜、お風呂上がりにニベアをがっつり塗る
↓
眠る前にカレンデュラオイルを塗っておやすみなさい
妊娠後期はこのルーティンで乗り切りました!!
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○お腹だけ気にしていると、太ももやお尻にできます
長女の時に大失敗した実体験談です。
とにかくお腹だけのケアに集中してしまっていた私。
頑張ったおかげでお腹には妊娠線は
出来ませんでした。
見えないところにできるよ!と聞いていたので、
お腹の下の方も手を伸ばしながら
しっかりケアをしていました。
出産後、小さくなったお腹を鏡でチェックしているときに
あれ?お尻に・・・
あれれ?太ももに・・・できてる〜〜〜〜〜泣泣泣
がっつり太ももとお尻に妊娠線があったのです。
これにはそれなりのショックを受けました・・・。
出産後に保湿をしっかりして、薄くはなりましたが、
今でも残っています。
お腹だけに気を取られていると他の部分にできてしまうことが
あるので、皆さんは気をつけてくださいね!
○産後薄くはなるけれど、完全に消すことは難しい
妊娠線は、産後のケア次第で薄くすることはできます。
私は太ももとお尻に妊娠線が出来てしまったので、
産後は保湿に力を入れて、できた妊娠線を少しだけ薄くしました。
第二子の時には前回の経験を踏まえて
全身にケアを行なったので、新たな妊娠線はできる事はありませんでした。
しかしやはり、
完全には消えません。
どう足掻いても、残っています(笑)
こればっかりは仕方がないので、妊娠線は
予防が何より大事!ということですね。
とにかく「できないようにケアをすること!」が大切です。
○正中線とは別物です
初めて妊娠される方にはよく聞かれる質問です。
お腹の真ん中に茶色い線が
できたんだけど、
これが妊娠線?消えるの?
おへその上下からまっすぐ伸びた
線は、正中線と言います。
妊娠線とは別物です。
実は元々持っていた線なのですが、
妊娠中はメラニン色素の生産が増えるので、
茶色く目立ってきます。
これは妊娠が終了すると薄くなっていき、
気にならなくなる方が多いです。
人間は子宮の中で細胞分裂を繰り返して
形作られていきます。
その分裂の名残が、体の真ん中に何箇所かあります。
そのうちの1つが正中線です。
妊娠中だけ目立ってくる線ですが、有害なものではありません
ので安心してくださいね!
出産後は消える、という正中線ですが、
私は消えずに残りました。
多分元々焼けやすく、色素沈着しやすい
肌質だったからだと思います。
周りの妊婦さんは出産後は消えた、という
方が多いです。
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私は正中線が好きです。
細胞分裂の名残、というパワーワード⭐︎
子宮の中での人間の進化の過程を
感じさせてくれるので、
消えないでくれてよかった、とさえ
思っています!
(この考えは少数派だと思いますが・・・)
○終わりに
妊娠線について書いていきました。
妊娠線についての捉え方は人それぞれだと思います。
「いや〜別にできてもOK!頑張って育てた証拠だもん!!」
という考え方も素敵だし、
「出産後も肌を出すことがあるかも!必死でケアする!!」という
考え方も素敵です。
「妊娠出産を通して自分が自分の体でなくなってしまった気がする。
今までの自分でない姿を見て、悲しくなる・・・」と言った
声も聞いたことがあります。
私は、「誰かのために」というよりは、
「自分のために」、
「自分が納得のいく」ケアをすることが大事だと思っています。
自分の心の声と向き合って、
自分のためにケアをして
自分の体を受け入れていけるといいですよね。
少しでも誰かの役に立てたら嬉しいです!!!
それではまたね〜〜〜〜
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