哺乳瓶を嫌う赤ちゃん・・・対策を助産師が解説!!


こんにちは、助産師のきーまです。

今日は、息子がとにかく哺乳瓶嫌いだった話をします・・・。

哺乳瓶で飲ませると物凄く泣くんだけど・・・

もうすぐ保育園なのに、このままだと大変・・・

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なんでこんなに哺乳瓶で飲むことが下手くそなの・・・?

どうしたら飲んでくれるの・・・?

そう悩む方々の参考になれば嬉しいです!

私の体験談も交えて書いていきますので、

早く対策が知りたい!という方は、目次から飛んでくださいね⭐︎

哺乳瓶のメリットは?

まずは、哺乳瓶でミルクや搾乳を飲むことのメリットを書いておきます。

○飲んだ量がはっきりと分かる

○母親以外も授乳に参加できる

○赤ちゃんを預けやすい

直接授乳(母乳)も、哺乳瓶での授乳もそれぞれメリット、デメリットが

ありますね。

私の体験談・哺乳瓶嫌いで苦労したエピソード

生後すぐから、哺乳瓶に難色を示した息子

現在1歳9ヶ月の息子は、産まれてすぐから哺乳瓶を

嫌う節がありました。

そんな、産まれてすぐから好みがあるものなの!?

思われる方もいるかもしれませんが、

私が助産師として仕事をしている体感としては・・・

産まれてすぐの赤ちゃんにも好みがあるように感じます。

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哺乳瓶でもなんの抵抗もなくゴクゴクと飲む子もいれば、

哺乳瓶を嫌がって飲むことに時間がかかる子もいます。

これも個性なのかな・・・

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息子に関しては、哺乳瓶にミルクを入れて吸わせても

嫌そうな顔をして、飲み切るまでに時間がかかることが多々ありました。

幸い、生後3日目ごろから母乳の出が増えてきたため、

哺乳瓶でのミルクを嫌がるときには母乳の回数を増やし

対応していました。

この時は、

「あぁこの子は哺乳瓶よりおっぱいなんだなぁ。」くらいにしか

考えていませんでした。

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第一子、現在5歳の娘の場合

実は思い返してみると、

第一子である娘は、哺乳瓶での授乳も

母乳も、全くこだわりなく

「そこにあるものを飲む」というスタイルの子でした。

おっぱいも最初からとても上手でごくごく飲んでいましたし、

哺乳瓶に入れたミルクも全く抵抗なく上手に飲んでくれました。

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第一子妊娠中に、知り合いから

「哺乳瓶には慣れさせていたほうが後々困らないよ!」と

アドバイスを受けていたので、

娘が生後1ヶ月になるまで

夜眠る前最後の授乳は、搾乳をして

哺乳瓶に入れて飲ませていました。

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哺乳瓶であれば主人も娘に授乳することが出来るので、

少し手間ですが毎日搾乳をしていました。

そのおかげもあってか、娘は哺乳瓶を嫌がることなく育ち、

私の母や義実家に預ける時にも困ることはありませんでした。

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どうしてあの知り合いのからのアドバイスを、

第二子である息子の時は実行できなかったのかは・・・分かりません。

「二人同時に寝かしつけ」が思った以上に大変だったこと、

(添い乳で寝かしつけることがその時の解決策でした)

搾乳なんてしている暇がなかったこと、

そもそもそのアドバイスを忘れていたこと・・・。

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まぁ、娘は哺乳瓶嫌いにはならなかったし、

息子は哺乳瓶が少し苦手そうだったけど

そこまで深刻ではないだろう・・・と軽い気持ちでいたと思います。

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結局息子は、生後2日目にミルクを哺乳瓶で飲んだことを最後に、

完全母乳となりました。

その当時3歳半の娘と、新生児の息子を同時に寝かしつけるために

添い乳をしていたので、哺乳瓶でミルクや搾乳をあげる、なんて

考えは全く思い浮かびませんでした。

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そう考えると、私も初めての姉弟育児に悪戦苦闘して

心の余裕が無かったんだろうな、と思います。

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大きな問題に直面・・・母乳をあげられない4日間

産後2ヶ月、息子が生後2ヶ月の時に、

私が緊急手術をすることになってしまいました。

手術をするために緊急入院・・・もちろん息子も一緒に入院、という

わけにはいかず、息子は主人とともに

自宅に帰ることになりました。

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そこで・・・ミルクを飲まないという問題に直面しました。

生後2日目以来初めて哺乳瓶を口にした息子は、

「なんじゃこりゃぁぁぁ〜〜〜〜」と言わんばかりに

号泣したそうです。

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17時になんとか飲んだミルクも3回に分けて盛大に吐き、

その後は哺乳瓶を拒否し続け、

お腹が空いたのかまた号泣・・・。

ドライブに連れて行ったり、人を変えて抱っこしてみたり、

おしゃぶりを試してみたりしたそうですが、

3時間泣き止まなかったとのことです。

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息子は基本的にお腹が満たされていればぐずることの無い

子でしたので、主人や家族は対処できず

大変だったと思います・・・

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そのギャン泣き事件の夜中、お腹が空きすぎて

どうしようもなくなった息子はミルクをやっと飲み始めたそうです。

結局は空腹になりすぎて諦めたんでしょうね・・・。

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その後も量は少なかったようですが、なんとか哺乳瓶からミルクを

飲んでくれ、私もほっと一安心したことを覚えています。

大体60〜100mlほどのミルクを4時間毎に飲んでいたようです。

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私は、息子を預けて家族に苦労をかけてしまっていることに

申し訳なくなってしまい・・・。

その気持ちを看護師さんや主治医の先生に

伝え続けた結果、(迷惑な患者です)

手術後3日目で退院することが出来ました。

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痛み止めの薬を打っていたため、退院当日までは授乳が

出来ませんでしたが、翌日から授乳を再開できました。

トータル4日間授乳が出来ていなかったので、再開してすぐは

母乳があまり出ず、母乳の後にミルクも足していました。

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その頃には哺乳瓶でミルクを飲ませても

嫌がることがなく飲んでいる息子。

慣れってすごいなぁ、と思いました。

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この経験をして、哺乳瓶を使用してこなかったことの

デメリットを痛感することになりました。

息子の場合、産まれてすぐから哺乳瓶が嫌いな節がありましたので、

娘のようにスムーズに哺乳瓶には慣れなかったかもしれませんが、

根気強く哺乳瓶に慣れさせて、誰かに預けるときに

困らないようにしておくべきだったな・・・と反省しました。

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哺乳瓶を嫌いにならないような対策!&哺乳瓶を嫌がるときの対策!

さて、ここからは哺乳瓶嫌いにならないような対策を書いていきます!!

○生後しばらくは哺乳瓶でも授乳をして慣れさせておく

私が娘の時にしていた方法です。

完全母乳でも、1日1回はミルクを足す、

または私のように寝る前に搾乳をして、哺乳瓶で飲ませる。

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そうすることで赤ちゃんは哺乳瓶に慣れていくと思います。

完全母乳だと、哺乳瓶を吸わせる機会もなくなってしまいますが、

1日1回でも哺乳瓶でミルクや搾乳を飲ませることで

哺乳瓶を忘れさせない、という対策。

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私の娘の時は生後1ヶ月間はこの方法を続けたお陰で、

その後も娘は哺乳瓶を嫌いにならず、

たまに誰かに預けるときも困ることはありませんでした。

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ちなみに生後1ヶ月まで、というのは根拠があるわけではなく、

なんとなく面倒になってきたので辞めた、というだけです。

○哺乳瓶の種類を変えてみる

哺乳瓶を嫌がる時には、哺乳瓶の種類を変えてみることも1つの手だと思います。

私が産後の入院中に使用していたのは、

ビーンスタークのガラスタイプのものだったのですが、

これは市販では簡単に手に入りません・・・。

↓同じタイプのピジョンのものは、楽天市場にありました!


自宅に帰ってから用意していた哺乳瓶で飲ませてみたら

嫌がっているんですけど・・・という相談の電話はよく受けます。

お金がかかるものなので、コロコロと買い換えるわけには

いかないと思いますが、

どうしても赤ちゃんが嫌がる時には違う種類のものを

試してみる価値はあると思います。

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↓ピジョンの母乳実感は、周りのママ友に人気が高い気がします⭐︎


↓顎にフィットする形が追求された、ヌークの哺乳瓶⭐︎


○乳首の種類やサイズを変えてみる

哺乳瓶の乳首には、サイズがあります。

出産準備として哺乳瓶を準備する時には、産まれてすぐの

月齢サイズを購入する方が多いのではないでしょうか。

その後月齢が進んでいっても同じ乳首で飲ませようとすると、

サイズが合っていなくて嫌がる、ということもあると思います。

月齢や、その子の飲む力に合わせて乳首のサイズややわらかさも

変えてあげるといいと思います。

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お口が小さく、力の弱い赤ちゃんには柔らかい乳首を

使ってみてください!


○ミルクの種類を変えてみる

出産した病院で使っていたミルクを退院後も使っている、という

方は多いような気がします。

ミルクもいろいろな会社から出ていて、味も違います。

赤ちゃんにも味覚があり、味の違いが分かる子もいますので

ミルクの種類を変えてみるのも手かもしれません。

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○母乳を飲ませてから、ミルクにさっと変えて慣れさせていく

誤魔化し方法ですね(笑)

母乳を飲ませて、赤ちゃんがちょっとウトウトなった隙に哺乳瓶に変える。

意外と効果があったりもするので、試してみてください!

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○ミルクの温度に注意してみる

ミルクを作る時には、人肌くらいにしよう、と言いますよね。

母乳つまりおっぱいの温度も体温と同じくらいあります。

ミルクは飲んでいるうちに冷めていきますが、

母乳は冷めにくく、ずっと温かいです。

そのため、母乳を飲み慣れている赤ちゃんが

ミルクの温度が低いと嫌がることもあるようです。

もちろん火傷しないようにではありますが、少しだけミルクを作るときの温度を

あげてみるのもいいかもしれません。

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哺乳瓶を嫌がるときの対策を6つご紹介しました。

私と同じように悩んでいる方々の参考になれば嬉しいです!!

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